「木匠」とは大工のことです。「木匠の家」は大工がつくる家。

「木匠」とは大工のことです。「木匠の家」は大工がつくる家。
日本建築の伝統工法を知れば知るほど、
そこに込められた先人たちの知恵に魅了されます。
一方で、最新テクノロジーを駆使した工法、そのスピードに頷かざるを得ません。
シノダが家づくりの基軸としている伝統工法は、
震災で多くが倒壊した一般的な木造建築とは異なります。
千三百年の時を経て立派に建っている法隆寺五重塔、
勢いよく曳きまわされても、しなるだけで倒れない祇園祭の山鉾。
古い家屋は地面に固定されず、土台の石の上に乗じる様に建てられ、
横方向の力を掛け違わせることで吸収します。
筋交いを使わない土壁は、歪み、崩れることで柱に懸かる力を減らします。
固定されていない瓦は、自然の負荷を崩れ落ちることで吸収し、屋根を軽くします。
梁や柱のつなぎ目は、大きな摩擦を生む工夫が「鋼鉄のような強さ」ではなく、
「柳のような粘り強さ」を持つ躯体を作り出しています。
湿度の高い地震国で、自然を知り尽くし、認め、敬い、完成された日本建築・伝統工法。
当時の職人たちの知恵と技を、現代の技術と道具で活かした家づくり。
伝統工法に学び、最新の工法を活かす。
―温故知新―
これが、シノダの〝想像を超えるお家づくり〟です。
匠の技術を支える様々な道具
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迷悟両忘(常三郎作)
青紙スーパー銅の鉋です。私が22歳の時に直接鍛冶屋さんから買った物です。
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晩悠(碓氷健吾作)
今までで、一番使ってきた鉋です。ヒノキの柱を40本削れたすばらしい鉋です。
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雪の華(碓氷健吾作)
私の所有する鉋の中では、最高の逸品です。すさまじい切れ味が最高です。
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建明(碓氷健吾作)
この鉋は、鍛冶屋さんのご夫婦の頭文字をとった鉋です。堅い木に適した鉋です。
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友英(碓氷健吾作)
これもまたよく切れる鉋です。ヒノキなどを削る時に、適しています。
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序乃舞(碓氷健吾作)
所有する中で一番高価な鉋です。切れ味抜群で「削ろう会」で6ミクロンが出ました。
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五寿年(常三郎作)
杉の木を削るには、右にでるものなし。すぐ刃がつくため仕事にはもってこいです。
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双葉定規
鉋は台が命です。これは鉋の台をまっすぐかどうかみる定規です。
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大鉋 五寸(常三郎作)
直接かんな職人に作ってもらった、渾身の作品です。
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ちょんな
大工の三種の神器のひとつ。古くから使われている皮をめくって木をはつる手斧です。
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と石
それぞれの鉋に合うもの合わないものがあります。
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槍鉋
平鉋が発明される前に、仕上げ削り用として用いられた鉋です。使い方によって面白い模様になります。最近見直されてきています。